2016年 07月 11日
トラオのこと、その2
トラオさん、捕獲された翌日は、麻酔から覚めてヨレヨレの状態でもシャーシャー怒っていました。
でも今は戦意喪失?!
触っても怒らなくなりました(^_^;)
最近は撫でてと甘えるし、ダッコもできますよ~
今回のトラオのことで感じたのは、高齢者のペット問題。
仕事柄、この問題には頻繁に遭遇します。
特に最近多くなった気が…
今回のトラオのように、高齢者宅に居着いていたり、いっしょに暮らす犬&猫はとても多いです。
そんな中でも人間が認知症になってしまうと、犬&猫の生活は大きく一変してしまうのです。
ゴミ屋敷に暮らす高齢者と高齢犬。
初めて会ったその犬は、皮膚病で毛が抜け、ピンクと灰色の皮膚が丸見え。
犬ではなく、まるで大きなネズミ?のようでした。
室内が非常に不衛生な状態が原因です。
でも判断力の低下した飼い主は、その子を溺愛し、病院には連れて行っても、ゴミは片付けようとはしませんでした。
不幸にもその飼い主が亡くなったことで、結局家族が引き取り、元気になりましたが…
猫好きだったお婆さん。
元気な頃から庭で餌付けしていました。
猫は次第に家の中も出入り。
ところがお婆さんの認知症が進み、世話もしきれなくなり、家は猫の家になりました。
猫が鳩を捕まえて家の中に持ち込み、家の中は鳩の羽根だらけ。
糞尿があちこちにあり、お婆さんは食べ物と区別もつかず…
結局お婆さんは施設に。
猫はそのまま、大家さんがどうしたか…
↑↑↑は、私が見てきた実際のことです。
トラオの今回のこともそうです(*_*)
認知症の夫婦が飼っていた?というより、室内に居着いてしまったものの、人がいなくなり放置された猫です。
糞尿の異臭がひどく、近隣苦情で関わったのですが、トイレにしていたらしき箱は真っ黒な排泄物の池となっていました。
野良ちゃんも含め、動物を面倒みている人には、自分に何かあったらどうするかそこまで考えているのかなと。餌付けをするなら、家に招くなら、最初からそこまで考えておく責任もあると感じています。
そうしなければ、今回のトラオのように一歩間違えば愛護センター行きや、かわいそうなことになってしまいます。
その動物がまるで悪者のように扱われてしまうのです。
ペットとして飼われていたなら、飼い主が引き取り先を決めておく大前提=飼い主の責任なんですが、猫の餌付けも同じかなぁ…と。
しっかりした高齢者ならまだしも、認知症となると判断力が低下されていたり、覚えていなかったりするので大問題になりかねません。
具体的な解決策は分かりませんが、かわいさだけでは無責任なことになりかねません。
そういう高齢者宅に出会った時は、先々のことは決まっているか、最初に確認する必要があるね…と職場で話題になりました。
みなさん、どう思いますか?
こんなにかわいくなったトラオさん(*´ω`*)
命の大切さ、一人一人に知ってもらいたいですね。
by my-tyatya
| 2016-07-11 21:00